福祉避難所について
聖園老人ホームは阿久根市から福祉避難所としての指定を受けています。
福祉避難所とは、既存の建物を活用し、介護の必要な高齢者や障害者など一般の避難所では生活に支障を来す人に対して、ケアが行われるほか、要援護者に配慮したポータブルトイレ、手すりや仮設スロープなどバリアフリー化が図られた避難所のことです。一般の避難所では生活に支障があり、特別な配慮を必要とする人を受け入れる2次避難所となります。一般の避難所の状況を判断した上で必要な時に開設されるため、最初から避難所として利用されるわけではありません。
福祉避難所への避難の流れ
(1)災害発生時、身の安全を最優先とし、指定避難所にまず避難します。
(2)指定避難所で、保健師などが避難した災害時要援護者の身体状態や介護などの状況を考慮し、福祉避難所への避難対象者を決定します。
(3)福祉避難所は避難スペースの確保、スタッフの配置、ベッド、毛布などの資機材や食料、水などの受け入れ態勢が整った段階で開設し、決定された避難対象者を受け入れます。
(4)福祉避難所への移送は、避難対象者の家族や地域の支援者などにより行うことを原則とします。ただし、家族の方などで移送が困難な場合は、状況に応じて福祉車両などでの移送を行います
(5)要援護者の身体状態などに応じて、自宅や指定避難所に戻ったり、介護保険施設や医療機関等に緊急入所したりするなどの移動があります。