聖園老人ームでの処遇改善加算における取り組み

介護職員等処遇改善加算

平成21年度、国の経済危機対策により創設された「介護職員処遇改善交付金制度」に始まった加算で、介護職員の処遇を改善するための加算です。主な役割としては、介護職員のキャリアアップの仕組み造りや、職場環境の改善を「事業所」が行うことで、「事業所」に対して支給される加算です。受けるために、下記条件を満たしている必要があります。なお、聖園老人ホームでは処遇改善加算Ⅰをいただいております。

  • キャリアパス要件
  • 月額賃金改善要件
  • 職場環境等要件

この要件のうち職場環境要件については、処遇改善に関する具体的な取組の内容を当事業所では、ホームページを活用し、外部から見える形で公表しております。

取り組み内容(職場環境等要因)

入職促進に向けた取り組み
法人や事業所の経営理念やケア方針・人材育成方針、その実現のための施策・仕組みなどの明確化→

社会福祉法人善き牧者会では、経営理念、基本方針、行動指針を構築し、人材育成と研修計画などに従い職員の意識向上を計る。

職業体験の受入れや地域行事への参加や主催等による職業魅力度向上の取組の実施→

社会福祉法人善き牧者会では、採用につながる職場体験事業を進めています。地域との関係も重視し、協力しあえる施設作りを進めています。

資質の向上やキャリアアップに向けた支援

働きながら介護福祉士取得を目指す者に対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い介護技術を取得しようとする者に対するユニットリーダー研修、ファーストステップ研修、喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援等

無資格者、初任者研修、実務者研修、介護福祉士、介護支援専門員を目指す職員を積極的にサポートしています。またその職員に合った外部研修を随時計画にとりいれています。

上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ・働き方等に関する定期的な相談の機会の確保

各職員との統括職員、施設長を交えての年2回実施して、要望等をおききしています。また代表者会議、管理会議、処遇会、職員会議で反映させています。

両立支援・多様な働き方の推進

職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備

非正規職員を65歳までは常勤職員に、75歳まで非常勤職員勤務可能を行っています。短時間正規職員制度も推し進めてまいります。

有給休暇を取得しやすい雰囲気・意識作りのため、具体的な取得目標(例えば、1週間以上の休暇を年に●回取得、付与日数のうち●%以上を取得)を定めた上で、取得状況を定期的に確認し、身近な上司等からの積極的な声かけを行っている

リフレッシュ休暇の導入や月1での計画挿入なども実施しています。

腰痛を含む心身の健康管理

短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、従業員のための休憩室の設置等健康管理対策の実施

健康診断は介護職員については、年2回行っております。非常勤職員も同様です。休憩室の設置やマッサージチェアの設置、ストレスチェックや腰痛予防の研修も実施しています。

事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備→

各種マニュアルの見直し、生産性向上にともなうマニュアルの改正、各委員会にて検討を重ねています。

生産性向上のための業務改善の取組

介護ソフト(記録、情報共有、請求業務転記が不要なもの。)、情報端末(タブレット端末、スマートフォン端末等)の導入→

介護ソフトもクラウド型記録方式のものを導入し、協力病院とのデータ共有、休みの職員にも介護記録の即時共有が可能できるようにしていますタブレット、携帯電話、PCと入力端末を自分で選んで入力可能としています。

介護ロボット(見守り支援、移乗支援、移動支援、排泄支援、入浴支援、介護業務支援等)又はインカム等の職員間の連絡調整の迅速化に資するICT機器(ビジネスチャットツール含む)の導入

インカムの導入や眠りスキャンの台数拡大、夜間業務改善のため、令和7年度は監視システムを導入予定としてます。

業務内容の明確化と役割分担を行い、介護職員がケアに集中できる環境を整備。特に、間接業務(食事等の準備や片付け、清掃、ベッドメイク、ゴミ捨て等)がある場合は、いわゆる介護助手等の活用や外注等で担うなど、役割の見直しやシフトの組み換え等を行う。→

厨房環境にも見直しを実施し、クックチル食の導入により、厨房職員の業務の軽減と人員不足の解消に寄与している。また食事の際に厨房職員が配膳、食事介助等の補助ができるようにしていきます。そして心の通った厨房を目指します。また無資格の支援員を数名。非常勤職員として配置しています。

やりがい・働きがいの醸成

ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善→

月2回の処遇会により、介護、計画作成担当者、看護、調理が参加し、意見交換を行っています。

利用者本位のケア方針など介護保険や法人の理念等を定期的に学ぶ機会の提供

法人の理念研修を定期的に行い、法人主催の権利擁護研修、他施設見学なども実施している。

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